海外での生活の中で、考えるのが子供達の言葉。小さな子供達は順応性、吸収性が早く特に言葉に関しては5ヶ国語を一気に話すと言われております。私自身海外生活を30年近くし、沢山のお子様、ご家族を見て感じたのは海外での日本の言葉、文化の維持。
アメリカでよく目にしたのが、ご両親が自分の子供達を相手に英語の勉強をしている事。こうなるとお子様は日本語を一切話せず英語のみになります。
先日あるご家族にお会いしました。3人の可愛いお子様達です。お子様は6歳、4歳、2歳でご両親は日本人ですが会話は英語。お母様は殆ど英語が話せません。インターの学校に通い、メイドさんが家でお世話をしており殆ど日本語に触れることが無く、お母様が日本語と英語の単語を混ぜて話しておりました。お子様が小さい時はご両親の下手なたどたどしい英語でも通じますが、お子様が小学校高学年になると、お子様の英語力がグンと上がりご両親のたどたどしい英語ではついていけなくなってしまいます。そうなるとお子様は英語が通じないご両親との会話がジレンマになり会話が減り、反対に英語が通じる子供同士の会話が増えていきます。こうなると時既に遅しでご両親は会話に入れず後悔。こうならない為にも、お子様が小さい時から日本語を沢山聞かせバイリンガルにし日本語、英語をキヨに使い分ける子供に育ててみては如何でしょうか?
簡単です!先ず家の外は外国語環境にし、家の中は日本語環境にさせる。此処はシンガポール、家の外では色々な言葉が飛び回っております。インターの学校、幼稚園、保育園に入れ全て英語もしくは外国語。この時気を付けて頂きたいのは、ネイティブの英語に触れさせる事が重要です。ネイティブとは英語を第1言語としている人です。例えばイギリス人、アメリカ人、カナダ人、オーストラリア人等です。子供は聞いた英語を真似て話しますのでネイティブの英語を聞いた方が発音がとても綺麗になります。又人種の違いに慣れさせる必要もあります。欧米人の方はアジア人とは見た目が違うので緊張する等を避ける為です。誰とでも平等に会話が出来る子に育ちます。
反対に日本語は家の中。家の中は全て日本語、英語は一切使わない。ご両親は子供達が英語を話しかけて来ても全て日本語で返答し日本語の本の読み聞かせ、書かせる。こうしているうちに、子供達は誰に日本語でこの人には英語と切り替えが出来るようになりバイリンガルへと成長していきます。こうなれば、お子様が大人になってもご両親とも日本語で会話が出来、コミュニケーションの輪が広がって行きお子様も世界を渡り歩く大人へとなり活躍の場が広がって行くと思います。今から、お子様の環境を整えてみては如何でしょうか?
須賀
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